決算ラッシュが続いてますが、今日着目したのはオムロン。
オムロンといえば日本人なら誰でも知ってるであろう電気機器メーカー。
体温計とか血圧計とか、自宅にある人もいるのではないでしょうか?
そんなオムロンが1Q決算、今期見通しと優待廃止についてのIRが出たので見ていきましょう。
7/28付で1Q決算と通期見通しを発表
1Q決算(4-6月期)
まずは決算から。
本日引け後に4-6月期(1Q)決算を発表しました。

経常利益は前年同期比+21.2%と減収増益。
新型コロナウイルス感染症の影響が拡大してグローバルに需要が減少し、主要顧客である製造業、特に自動車業界における設備投資が低調に推移した。
一方で、コロナ禍にて防疫必需品や衛生用品などの生産設備や血圧計・体温計への需要が急増したのが利益を支えたとのこと。
今期の通期見通し
同時に非開示だった通期見通しを発表しました。

経常利益が51.8%減と、かなり厳しい見通しを発表しました。
ただ上記にもあるけど、当期中コロナウィルスの影響が続くと見て出した予想 とのこと。
感染への予防、対策により感染により状況が好転すればよくなる可能性はそれなりにあるとは思うが、ワクチン開発までは今のところ年内は厳しいとされているので個人的には最悪を織り込んだ決算見通しを正直に出したということで好感が持てる。
優待廃止!内容と利回りはどの程度だったのか?
続いて優待について。
決算も減益で発表したけど、同時に優待も廃止とのIRを出してます。
優待廃止の詳細は以下。
一応理由はコロナによる収益悪化~とかよくある廃止理由ではない模様。
株主還元を重視してきたがその目的は達成できた とのこと。
まぁさすがに業績悪化も起因してるとは思うけどね。
優待制度の内容は100株で2000円、300株で6000円相当の自社ヘルスケア商品などを提供とのこと。
取得したことないのだけどヤフーファイナンスでは血圧計の写真が出てましたので、体温計とか血圧計がきてたのかね。
優待利回りは本日の引け後の株価から計算しても100株、300株のいずれも0.5%にも満たないので、優待目的で持ってる人はあまりいないと思うので廃止を原因に手放すって人はあまりいないのではないかなと個人的には思います。
まとめと明日の株価予想。
本日出たオムロンの1Q四半期決算は、増益だったものの同時に発表した非開示だった今期見通しは経常利益が50%以上減益になるという厳しい予想でした。
また優待も廃止を発表し、こちらは利回りが大したことないとはいえマイナス要素には働くとは思われます。
明日の株価については、元々株価が上がりトレンドだったので(本日も年高を更新)下落する可能性が高いだろうなと予測します。
ただ大手のブランド力もあり財務も潤沢であるし、セクター的にも生活には欠かせない部類なので、コロナ下に対応しながら長期的にはしっかり戻してくる銘柄であると個人的には思います。
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