本日はプロパティエージェントが優待拡充を発表したのでそれについて見ていきたい。
プロパティエージェント(以下プロパティA)は、東京23区で不動産業を行っている会社。
不動産を中心とした仕入開発・不動産販売・賃貸管理・賃貸/売買仲介・マンション管理などの事業を展開しており、新築物件・中古物件ともに扱ってるようです。
2020年2月 に不動産投資型クラウドファンディングを立ち上げたり、2020年8月に 中古収益不動産マッチング事業を立ち上げたりと、一般的な不動産業だけでなく、不動産関連メディアも運用しています。
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優待拡充を発表。
8/20引け後に優待拡充についてのIRを出しました。
元々ここは、「プロパティエージェント・プレミアム優待俱楽部」という自社サイトにおいて、保有株に応じて優待品と交換するという制度で、よくあるパターン。
2000点以上から選べ、食品、電化製
品、ギフト、旅行・体験、等幅広く、またクオカード3000円分とも交換できるのが特徴の1つだったかなと思います。
上記のリンクを読んでもらえればわかりますが、クオカードへの交換は廃止になったようです。

少々見づらいと思いますが、廃止については1行後後半あたりからです。
クオカードの扱いをやめ、代わりに3000ポイントで運営している不動産クラウドファンディングで出資利用できる4000円分のコインに交換できるようになったとのこと。
会社側としてはここでクオカ3000円→コイン4000円 とすることで、優待拡充 といいたいのだと思います。
これは不動産クラファンの宣伝や参加してもらう機会を増やせる可能性があるし、元々やっている人には金額の拡充の恩恵を受けられるので文字通り拡充です。
一方で、興味ない人にとってはクオカードという選択肢が消えてしまうし、ポイントを多くもらっているホルダーにとっては3000ポイントをクオカードで残りを商品 とやっている人には選択肢が変わってしまうことになります。
なので、必ずしも拡充とは言い切れないのではないかと疑問に思います。
なお自分は不動産には興味はなく、クオカード優待はほぼ現金と変わらない優秀な優待形態だと捉えている人なので、むしろ改悪なんじゃないか?と見たときは思いました。
財務状況
次は業績などについて見ていこう。

8/6に出した直近の20年4-6月の四半期は経常利益80%増益という決算でしたが、その前の1-3月がほぼトントンの決算なので、幅が大きく見えるだけですね。
1-3月はコロナ前の影響もあるのでわかりますが、その前を遡ると収益が安定していないなぁという印象を受けます。

ただ通期で見れば成長はどんどん伸びているのがわかります。2017-18の伸びは特にすごいですね。
ITを活かした不動産事業が時流に乗ればこれからの伸び幅を拡大をしていくかもしれないね。
明日の株価について。
自分の個人的意見はクオカードがなくなった以上、優待改悪まで言ってもいいと思うのでマーケットはあまり前向きには見ないと思ってるけど、それとマーケットの多数がどう捉えるかは別問題。
要は不動産クラファンの投資魅力とクオカード廃止のどちらを取るかがポイントになってくると思います。
ただ不動産クラファンRimpleについては投資家の注目が高いというのが少し前にわかる情報が出てます。

これを見てみると募集金額に対して427%の応募があったということなので、注目している人は多いのかと思わされます。
なのでクオカードより魅力に思う層も一定層は確実にいるのは間違いないと思う、それがどのくらいの比率かはわからないけどね。
近頃Rimpleの登録者も10万人を超えたという発表もしているので、これから不動産クラウドファンディングは新たに伸びてくる投資形態の1つになるかもしれませんね。
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