本日は綿半ホールディングスが株式分割についてのIRを発表したいので、見ていきたい。
綿半HDは長野を地盤にホームセンターを展開している会社で、本社は東京です。
スーパーとホームセンターを組み合わせた『スーパーセンター』という独自の業態を展開していて、ホームセンター商材に加えて生鮮食品等スーパーの商材を扱うことで幅広い顧客需要にこたえられる店舗形態を取っているようです、面白いですね。
グループ会社も多く持っており長野でのスーパーセンターの展開を主力に、東京での店舗展開、建築・土木・設備工事の設計・施工等の建築系、医薬品原料、化粧品原料、食品等の輸入・販売等を展開しています。
長野の地元に根差すだけでなく、幅広い事業を手がけているのがわかります。
ではでは本題へ。
まず8/28付で発表した株式分割を含むIRから見ていきます。
株式分割1:2を発表、優待株数は据え置き。
8/28引け後に株式分割、配当修正、優待制度についてのIRを発表しました。
分割比は1:2です。
基準日は9月30日、効力は10月1日から発生です。
配当金は分割割合に応じるのでので、実質変更なし。
また株主優待もそのままということなので、単純にもらえる敷居が低くなります。これはこれから新規参入する人にはいいですね。優待利回りも上がります。
優待内容が載ってないので、次でざっとまとめておきましょう。
優待制度と利回りについて。
優待は権利確定は9月の年1回で、2000円相当のいくつかの商品から選ぶタイプです。
ちょっと長いですが以下。


商品だけでなく、近くに系列のお店がある人はgocaという対象店で使えるプリペイドカードにも交換できるのはいいところ。
その他PB商品や、長野の特産品から選べる ということで、地元感もある優待内容で個人的には好みのやつです。
まぁ自分ならコシヒカリ5kg一択ですがね(笑)
優待利回りは、分割後で考えると株価約1000円なので約2%と単純に2倍になります。
なかなかに良いのではないかと思う。
業績について
直近の決算等、業績も軽く見ておきましょう。


7/30に発表した直近の20年4-6月決算は、いい感じですね。前年同期比と比べると伸びが大きいのがわかります。経常利益5.2倍はすさまじい。
コロナ下でも食品や日用品も扱っているので、スーパー、ドラッグストアのように巣ごもり需要の恩恵があったんだろうね。


また今期予想についても増益を見込んでいます。
建設事業の鉄構部門で、新型コロナにより工期の遅れが見込まれるものがあるが、上期に巣ごもり需要によりDIY用品や園芸など利益率の高い商品の売れ行きが想定以上に好調であることから、増益予想を出しているとのこと。
また、上期に感染予防としてチラシ配布を中止したことや、出張中止による販管費の減少も寄与するとしているのでコストカットができたことも関連しているようです。
期待できる数字をしっかり出してきていると言っていいと思います。
地域展開する生活必需品銘柄のおすすめ理由+月曜の株価について
以前にもブログに書いたことがあるけど、スーパーやドラッグストアなどの銘柄はイオンとか全国展開しているものももちろんだが、地域で高いシェア率を持っている生活必需品銘柄は投資対象として優秀だと自分は考えているので、そうしたセクターの銘柄はいくつかポートフォリオにも組み込んでいます。
北海道のアークスとか、関東に拠点おくUSMHとかね。
特定の地域に集中して一定のシェアを持っている生活必需品事業を展開しているところは、やはり売り上げが安定している。
どんな状況でも食料品・日用品は需要があるし、現に最近はコロナ下での巣ごもり需要でむしろ増益した傾向すらあるしね。
地元に欠かせない+生活に欠かせないという2要素があることから、ある程度経営が軌道に乗り、その地域での一定のシェア率があれば中々潰れることはないのかなと考えているためです。
以上のことからこちらの綿半HDも他県でも展開しているとはいえ、長野ではシェア率は高いようなので、投資対象としては魅力あるなと考えてます。
ただちょっと今割高だからすぐ買いに入るかは別の話だけどね・・・(笑)
そいや話は変わるが、安倍総理の辞意表明が取引時間中に発表されて日経平均含め株価大幅に下げましたね。
昼くらいまで結構保有株は調子よかったので残念だけど、まぁこればかりは読めないから仕方ない。
しかし月曜の株価が全く読めないね。
この土日で後任や今後の方針・体制が固まってくれれば少しは落ち着きそうだけど、どうなることやらという感じです。
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