本日はディアライフ(3245)が通期計画の修正、配当の修正、優待中止について発表したので見ていきたい。
ディアライフは投資用マンションを開発・販売を主に行ってる不動産業系の会社。
その他にも人材派遣やトランクルーム入金管理等も行っているとのこと。
株価的には小型株ですが、不動産銘柄であることもあって高配当利回りなのも魅力の1つです。
営業利益率も前年は16.78%と高く、収益性の高いビジネスモデルを持っている会社であると思います。
とはいえ不動産業界もコロナの影響はかなり受けているので、業績予想をどう修正してきたか から見ていきます。
今期業績の下方修正、配当の減額を発表。
本日引け後に今期の業績予想の下方修正を発表。
なおディアライフは9月決算の会社になります。

修正内容が上記。経常利益は35%減と結構な修正です。

修正後の予想を前年同期比と比べると、経常利益は24%の減益になります。
元々の数字は増益予想だったので、かなりマイナスな発表かなと思います。
理由としては、新型コロナの影響により、出社制限や在宅勤務等による営業活動の停滞に加えて、渡航制限による海外投資家の取引が制約を受けて、不動産業界が深刻な影響を受けた。
その状況下で、2020年9月期の連結業績は、リアルエステート事業における都市型マンションや収益不動産の売却が当初の想定を下回ったため、2020年9月期の連結業績目標を下方修正するに至ったとのこと。
また業績悪化に伴い、配当についても減配を発表しました。


PDFでは2ページ目です。
期末配当を従来の28円→18円(前期は27円)と10円の減額となります。これまた大きいなと思います。
配当性向40%を目標としているので、その数字に合わせて減額した とのこと。
ここに関しては受け取り方は人それぞれで難しいだろうけど、個人的にはいいと思う。減益なのに無理矢理配当維持して配当負担を上げるより収益に見合った配当を出す というのはそれはそれで安心できる部分もあると考えています。
優待の『休止』を発表。
引け後に優待についてのIRを発表しました。
株主優待を休止するとのこと。廃止ではありません。
なお優待内容はよくある自社優待サイトで買い物ができるポイント制度です。
休止の理由としては、株主数の増加を図ることを目的として、2014年9月末よりQUOカードの贈呈、優待倶楽部のポイント贈呈などを展開してきたた。
その結果、2020年3月末の株主総数は当初の目的を達成した。
このことから今後の株主優待制度の目的や内容について見直しを行うため、株主優待制度を休止させていただくことを決定した とのこと。
このパターンなら廃止になってもおかしくない流れだが休止とのこと。
中身が変わるか、そのまま廃止になってしまうこともあるかもしれないですね、もし中身が変わるにしても改悪になる可能性が高いと思います。
個人的にはコロナのことには一切触れてないですが、コロナによる経営悪化のコスト削減策の一環ではないかと思います。
今後の株価について
まぁ明日はさすがに下げは間違いないとして、疑問に思うのは9月で決算締める会社がこのタイミングで業績予想の下方修正を発表するってどういうIRの出し方なんだろう?
先に減益決算なのを織り込ませる狙いが正直自分にはちょっと疑問に感じます。
今月配当月なので下落で買うの考える方、ホールドの方もいると思うけど優待休止の件が長期的には懸念要素かなと思う。
今後、改悪か廃止に向かう気が個人的にはしていて更なる悪材料に化ける可能性があると予想しています。
ゆえに長期で入るにしろ優待の今後は宙に浮いてる状態なので、マイナスな方向に働く可能性がある材料だとは頭に置いといた方がいいかなと考えています。
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