本日はアレンザホールディングス(3546)が業績・配当修正を発表したのでそれについて見ていきたい。
アレンザはホームセンター事業を主力にしている会社。
東北、関東、東海、中四国に店舗を展開していて、本社は福島にあります。
以前ブログで取り上げた綿半HDなど、ホームセンターやスーパー、ドラックストア等は今年は巣ごもり需要がある銘柄ということで、コロナ下でも売り上げを伸ばしていて、月次業績も好調という例が多いです。
ではまず業績予想の上方修正から見ていきます。
業績予想の2.2倍の修正を発表。
本日9/17引け後に上期と今期業績の上方修正を発表しました。

第2四半期累計(3-8月)の経常利益を従来の26億円⇒58億円と2.2倍上方修正
なお従来予想の時点で上期の過去最高益だったとのことだが、その数字に今回更に上乗せし過去最高益予想をさらに増益した形になるとのこと。
更に上期の上方修正に伴い、通期の業績も上方修正しています。
通期の経常利益も従来の40億円→72億円と80.0%上方修正。
こちらもまた過去最高益予想をさらに上乗せした形になるとのこと。
いやすごいねアレンザ、すさまじい増益幅だ。
なお上方修正の理由も少し掘り下げておきましょう、理由は一言でいえばやはり『巣ごもり需要』のようです。
新型コロナウイルス感染症の流行に伴う巣ごもり需要により、DIY用品、園芸、インテリア、収納用品、ペット等の売上が想定以上に好調であった。
また感染予防としてチラシ配布の中止や出張自粛によるコスト減少が影響し、第2四半期累計期間における連結の業績は前回発表予想を上回る見通しとなった。
巣ごもり需要もあるけど、コロナによりコストカットになったことも起因しているようですね、確かに出張はいけなかったですもんね。
これは他の色々な業界でも当てはまりそうですね。
さらに増益に伴い、配当の増配も同時に発表してます。次で見ていきます。
さらに配当の増配も発表。
業績の上方修正の件も書いてありますが、増配はその次のあたりにありますね。


上期配当をの13円→16円に3円増額。
下期配当も13円→20円と7円の大幅増額修正を発表しました。
これで年間配当は26円→36円と10円の増額になります。
これは大きい増額幅です。業績が大きくなった分、株主にも還元しようという方針も感じられるし株主には安心するいい印象を与えられると思う。
配当利回りは現在約1.6%ですが、これで約2.3%と2%を超える数字になります。
アレンザは株主優待もあるし長期保有するならこれでまた一つ魅力が増えたと思います。
明日の株価について
正直チャート的には上がりきっていて、ボリジャーバンドで見ても+2σを突破して+3σまであと少しってとこの位置にいる。
通常、増額修正だけだと織り込み済になってしまう可能性が結構あるけど、今回は増配が同時発表されているのでそうとも限らない。
なおPTSは1,901円+354円(+22.88%)
となっています、ちょっと上げすぎな感じもしなくもないけどえらいことになってる。
個人的には先を見れば、コロナ影響がある間は前年同期比よりプラスの業績を出しやすいと思うので期末に向けてまだ上がっていくんじゃないかなと思ってます。
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