本日は9/18引け後に業績修正、増配を発表したストライク(6196)について見ていきたい。
ストライクは中堅・中小企業を中心としたM&A仲介事業を行う会社。
1997年設立・2016年上場と比較的新しい会社にも関わらず高い利益を出し毎年増益を続けています。
M&Aやコンサル事業は基本的営業利益率が高く、ここの前年も営業利益率は35%超と高い数字を出しており収益性の高いビジネスモデルを展開していることが分かります。
また現在は事業承継ニーズを中心にM&A市場が順調に拡大している背景もあり、同業の日本M&AやM&Aキャピタルパートナーズ等も順調に業績を伸ばしています。
ではまず発表された業績修正について見ていきましょう。
下期・今期の業績修正を発表。
9/18引け後に業績の修正を発表しました。
なおストライクは8月が決算締めの会社です。

下期は業績予想に比べ、経常利益6.8億円→14.3億円 と2.1倍というすさまじい増益修正をしてきました。
これに伴い今期業績も、経常利益22.3億円→29.8億円 と33%の増益修正してきました、
なお前年同期比と比較しても増益です。

通期だと経常利益57.9%増益と大きな数字を出しているのがわかります。
コロナ渦でも関係なく、しっかり成長しているのはすごいですね。
増益修正の理由としては、事業承継ニーズを中心にM&A市場が順調に拡大する中で、案件成約組数が当初計画を下回ったものの、大型案件(報酬総額が1億円以上となる案件)の成約が16組と当初計画の4組を大きく上回ったこと。
また成約案件単価が上昇し、当期売上高は過去最高を見込んでいる。
また、営業利益、経常利益、当期純利益についても、売上高の増加及び対面セミナー中止による広告宣伝費の減少等に伴って当初の予想を大きく上回る見込みとなった。
単価の大きい案件が多く取れたことで利益が大きくなっただけでなく、コロナによるセミナーの中止や宣伝費のコストカットも影響している模様。
後者の内容や、出張費の減少などは他の会社でもよく理由として上げられてるので、仕事のオンライン化やテレワークの影響は、本人の仕事スタイルだけでなく会社のコスト面にも幅広い意味で効果があるのがわかる。
配当の増配修正を発表。
同時に配当の修正を発表しました。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来の17.5円→24円と+6.5円の増額修正。
ここは中間配当がないので、期末の一括の配当になります、珍しいと思う。
23日水曜の株価について
週明けの株価はこれだけの上方修正を出してきたのでさすがに上がるでしょう。
PTSは、5499円+489円(+9.76%) となっており、とんでもない上げ幅を見せています。
ストップ高の値幅は5000円台は+1000円なので、さすがにそこまではいかないと思うけど期待はしていいと思う。
23日の株価は買いについては、DCMHDと同社がM&Aを発表した島忠に注目が集まるかと思いますが、ストライクも個人的には注目しています。
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