10/16引け後、2社が株主優待の廃止・中止を発表したので今日はそれについて見ていきたい。
プレステージインターナショナル(4290)
優待廃止。
元々の優待内容は「バリュースターモールで利用できるオンラインクーポン(2,000円相当)」
でした。ちなみにバリュースターモールはオンラインショップで利用できるクーポンに交換できるサイトです。
株価866円で100株取得、それが9月と3月の年2回だったので計4000円。
優待利回りは約4.6%といったところか、年1回でもいいのにこれを2回とはかなり大盤振る舞いな優待制度ですね。出しすぎかと思う。
なお配当は0.75%しかないので、優待目的で保有しているホルダーも多いだろうと思うので週明けの下落は避けられないと思います。
テーオーホールディングス(9812)
こちらは2020年の株主優待を中止と発表。
優待内容は北海道道南特産品。
100株、500株、1000株と内容がグレードアップしていくタイプのようです。
自分の調べた限りでは、いくら相当の優待かがわからず利回りが算出できなかったのですが、2019年11月末権利確定分についても、業績低迷で赤字が続いているとの理由で中止をしているようです。
優待中止のIRを見る限り今回も文章的には同じような表現をしていますね。
なお2021年以降の優待制度の実施については明言されていないので現時点では不明です。
株価については、10/14に1Qの決算が黒字に浮上したと発表し株価は今日まで2連騰のストップ高。
そこからのこの発表なので、週明けの株価はストップ高は終わるとは思う。
業績が良くなったのにこの発表では仕方ないかと。
ただ案外、優待出ないのはすでに予想済っていう投資家が結構いるパターンもなくはないかなと思うので、下げるだろうけどそこまで大きく下げないんじゃないのではないかと予想してます。
とはいえ、自分なら優待をあくまで『中止』として据え置く往生際の悪い銘柄には絶対投資しませんが。
コロナ渦の決算下での優待制度存続について
2020年はコロナ影響で企業の決算は悪化し、優待の廃止・改悪・中止等がたくさんの企業で発表されてきました。
これはまだまだ渦中なのでこれからも発表が続くだろう。
なので自分は現在は少なくとも優待内容につられて投資対象を増やすべきタイミングではないかなと思う。
確かに株主優待は魅力的だし、欲しい銘柄もたくさんあるけど今は業績や財務状況をいつも以上に厳しくチェックして、投資対象として中長期的に見てアフターコロナ後も安定しているかどうかを軸に判断して投資していくのがいいのかなと個人的には考えています。
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